長期観察林での調査

和歌山研究林には長い時間をかけて継続的な調査が行われている場所があります。

「長期観察林」という名が付けられたこの場所の中には一辺が数10m~100m程度の大きさの長方形の調査区が設けられ、5年に1度、この調査区の中に生えているほぼ全ての木の種類や大きさなどについて調べられます。

この記録から、調査地の森林はどんな樹種が集まってできているか、またどれぐらいの炭素貯蔵量が存在しているかを知ることができます。

 

場所によっては1か所で何週間もかかる地道な調査が続きますが、森林の環境は長い時間をかけて変化するため、こうした継続的な調査をすることで見えてくる現象がたくさんあります。